アップルほど熱狂的な信者が多いテクノロジー会社はない。しかし、ここ数カ月は彼らの信仰心が大いに試されており、来年はさらに大きな試練を迎える可能性がある。アップルの「iPhone(アイフォーン)14 Pro(プロ)」の2モデルは、11月初旬からこの時期としては異例の長い入荷待ち状態となっている。中国の新型コロナウイルス封じ込めのための厳格なロックダウン(都市封鎖)とそれを原因とする社会不安で、それらモデルを組み立てる主要工場の生産に支障が生じているためだ。アップルはまた、今年整備された欧州連合(EU)の新法に準拠するため、同社のソフトウエアに変更を加え、アップストアを通さずにiPhoneとiPad(アイパッド)にアプリをダウンロードできるよう取り組んでいると報じられている。