――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  半導体株の投資家にとって、今年は散々な一年だった。だが光明がさす前に、さらに大きな嵐に耐える必要があるかもしれない。  半導体銘柄の今年のパフォーマンスは金融危機以来の低さとなった。米マイクロン・テクノロジーの9-11月期決算が不振だったことも、業界に暗い影を落とした。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は22日に4%余り下げ、年初からの下落率は36%に達した。それまでの3年間は平均で年間51%上昇し、市場全体を大きく引き離していた。  景気循環型の業種の常として、株価は業績に大きく先行した。