米国で差別に対する有権者の認識が、支持する政党によって大きく異なることがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査で明らかになった。民主党支持者の80%余りは黒人、ラテン系、ゲイ、そしてユダヤ教徒が差別を受けているとする一方、共和党支持者の過半数はより多くのケースで白人やキリスト教徒が差別を受けていると回答した。今回の結果は、米国社会の各グループが抱える課題や特権を判断する際、民主・共和両党のそれぞれの支持者が異なる見方をしていることを示している。それぞれの政党の支持者は一例として、差別に関して黒人と白人のどちらがより大きな問題に直面しているかについても意見が異なっていた。共和党支持者の約59%は白人が差別や偏見を受けているとする一方、同様の答えを示した民主党支持者の割合は21%にとどまった。
米国の差別意識、民主・共和支持者で隔たり=WSJ調査
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