米実業家イーロン・マスク氏は20年前に自ら創設した米宇宙開発ベンチャー、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)の株式保有率をここ数年で減らしているが、支配権は維持している。規制当局への届け出で明らかになった。同社が米連邦通信委員会(FCC)に提出した文書によると、マスク氏に関連する信託は同社の株式42%を保有している。2016年11月時点での保有率は54%だった。一方、最近のFCCへの届け出によると、マスク氏の信託はスペースXの議決権の78%を保有。FCCに提出した別の文書によれば、16年11月以来この比率は変わっていない。マスク氏にコメントを求めたが、返答はない。スペースXの広報担当者もコメント要請に応じなかった。
マスク氏、スペースX株の保有過半割れも議決権は78%維持
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