ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、クリスマスに合わせた演説を動画で公開し、ロシア軍に最終的に勝利するため国民に忍耐と信念を貫くよう呼びかけた。一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、国民は戦いが長期化した場合も耐える準備があると述べ、同国が引き続き戦争を行っていることを示した。同氏は戦争で勝利するために必要なあらゆる手段を軍に提供するとしている。ウクライナでは25日、ロシアやベラルーシから戦闘機やミサイルが発射されたことを示す空襲警報が数時間にわたり各地で鳴り響いた。ロシアがウクライナに攻撃を仕掛けたかどうかは明らかになっていない。ウクライナ当局者らは、ロシアがウクライナ国民にとってのクリスマスと年末年始を最も悲惨なものにしようとするだろう警告している。ロシア政府は冬入りする前にウクライナの送電網や民間インフラを中心に攻撃していて、現在は数百万人が電気や暖房がない生活を強いられている。