2022年は電気自動車(EV)の世界販売台数が大幅に増加したことが明らかになった。中国と欧州の力強い伸びが寄与した。景気不安やインフレ、生産上の問題に苦しんできた自動車市場にとっては朗報と言えそうだ。EV販売台数は米国ではまだ相対的に少ないものの、欧州と中国では市場全体におけるシェアが相当の規模に達し、EVが自動車市場の命運を左右する状況が生まれつつある。自動車販売関連の調査を手掛けるLMCオートモーティブと、調査団体EVボリュームズ・ドット・コムの集計(速報値)では、世界の販売台数全体に占めるEVのシェアは昨年初めておよそ10%の大台に達した。このうち100%電気で走行するEV(BEV)は約780万台と、前年比68%増加した。
世界のEVシェア、10%の大台に 米でも徐々に普及
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