米連邦準備制度理事会(FRB)は2会合連続で利上げペースを落とすとともに、インフレが年内にさらに減速するとの確信を強めた後の追加利上げ幅について議論する準備をしている。FRBは1月31日・2月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、労働力需要や支出、インフレがあとどれくらい鈍化すれば今春に利上げを一時停止できるか議論を開始する可能性がある。FRB関係者らは最近の公の場での発言やインタビューで、利上げ幅を従来の0.25ポイントに縮小すれば、利上げ停止の水準を決める上でこれまでの利上げによる影響を評価する時間が増えると述べている。関係者らは昨年12月に利上げ幅を4会合連続での0.75ポイントから0.5ポイントに縮小した際、利上げ効果が完全に浸透して経済活動を冷え込ませるまでにかかる時間に注意するよう呼び掛けた。
FRB、2月も利上げ幅縮小へ
今春に利上げを停止するかどうか検討し始める可能性
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