――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の小売売上高にがぜん勢いが戻ってきた。むしろこれは序の口で、米国の消費の強さはこんなものではないかもしれない。  米商務省が15日発表した1月の小売売上高(季節調整済み)は前月比3%増加し、12月の1.1%減から回復。エコノミストはこれより小幅の1.9%増と予想していた。すべての主要項目が上向き、全般的に強さが確認された。  要因はいくつかありそうだ。まず考えられるのは労働市場だ。