人口動態や企業利益の増加、資産価値の高騰が一体となって米経済に静かな変革を引き起こしている。その多くは今や、高齢者の手中にある。米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、2025年7-9月期時点で、70歳以上の人は、米国の家計が保有する株式・投資信託全体のうち約39%を管理していた。2007年は22%だった。純資産(資産から負債を引いたもの)に占める70歳以上の割合は32%と、20年前の20%から上昇した。これは良いニュースだ。米国で高齢者となるのにかつてこれほど良い時代はなかった。しかし同時に、国の優先順位のちぐはぐさも露呈している。経済の痛みに効くツボはそこではないのに、高齢者の快適さと幸福のために、われわれはリソースを注ぎ続けている。
65歳超が握る米経済、世代間格差の影
かつてないほど体も財布も元気な高齢者、彼らのニーズはなぜ若者世代より優先されるのか
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