2位は「ホテルオークラ京都」運営企業
3位は福祉系企業で325.6万円

 2位は、「ホテルオークラ京都」などを運営する京都ホテル(平均年収307.4万円、平均年齢37.4歳)。著名なホテルを手掛ける同社もコロナ禍の影響をもろに受け、今は回復途上にある。

 23年3月期の第3四半期決算(22年4~12月)は、売上高が前年同期比68.2%増の約54億円、営業損益は約1億円の赤字(前年同期は約15億円の赤字)、最終損益は1900万円の黒字(前年同期は約3億円の赤字)だった。

 コロナショックから着実に回復しているものの、営業赤字からは脱却できていない状況だ。

 また、同社の平均年収もコロナ前の水準から低下している。19年3月期における平均年収は378.9万円だったが、22年3月期はそこから70万円以上ダウンした。

 3位はサンウェルズ(平均年収325.6万円、平均年齢39.2歳)。石川県金沢市に本社を置く、高齢者向け住宅などを展開する福祉系企業だ。

 4位は人材派遣事業などを手掛けるウイルテック(平均年収340.0万円、平均年齢38.6歳)がランクインした。

 5位のプレステージ・インターナショナル(平均年収344.2万円、平均年齢35.4歳)は、自動車のトラブルが起きた際の応急処置、賃貸住宅の家賃保証、保育事業など、多岐にわたるビジネスを展開している。

 ランキング完全版では、6位以下の全500社の順位と平均年収を掲載している。

 6位以下には、旅行大手のエイチ・アイ・エス、漫画古書などを販売するまんだらけ、紳士服チェーンを運営するコナカや青山商事、回転ずし大手「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトなど、名の知れた企業がランクインしている。

 各社の順位と平均年収はどうなっているのか。ぜひ、確認してみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 濵口翔太郎)

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