
どうしたら初対面で好感を持ってもらえるか、言いたいことが伝わるか、話す前に、ほんの少しだけ注意力を働かせることで「一流」の伝え方ができる、と「言葉のプロフェッショナル」として活躍されてきた清水克彦さんはいいます。清水さんの著書『その言語化は一流、二流、それとも三流?頭のいい“この一言”』(青春出版社)から、頭のいい決めの一言をご紹介します。
三流は自分の都合で誘う、二流は目的を言う、
一流はこんなひと言でその気にさせる
異性をデートに誘う際、どんな言葉がけをするとOKをもらいやすくなるでしょうか。
A「今からデートしませんか?」
B「今から食事に行きませんか?」
C「今からびっくりするほど美味しいピザのお店に行きませんか?」
相手があなたに好意を持っているなら、AからC、どのフレーズを使ってもOKになるかもしれません。しかし、そうでない場合、AよりB、BよりCのほうが「YES」という返事をもらいやすくなります。
Aは、デートしたいというあなたの都合で誘っているだけです。しかし、Bは、少なくとも食事に行くという目的ははっきりしています。相手が空腹であるとか、気分転換をしたいと思っているなら、「YES」をもらえる確率は高くなります。
Cは、「びっくりするほど美味しい」が興味をそそります。「どんなピザ?」と食べたくなります。あなたのことを嫌いでない限り、「YES」の返事が来る可能性が高くなります。