名門ゴルフ倶楽部の会員になるには、多額の予算とその倶楽部にふさわしい入会資格が求められる。まずは準名門・中堅コースに加入してから名門を目指すのが近道だ。では、会員権価格が高騰する足元でも狙い目はどこか。 “お得”な準名門・中堅の10コースを紹介する。(桜ゴルフ代表取締役社長 佐川八重子)
※2023年5月19日に公開した有料会員向け特集『ビジネスに効く! 最強のゴルフ 王道のテニス』(全18回)の#7を基に再編集。肩書や数値など情報は当時のまま。
狙い目は18ホールで会員数1200人未満のコース
総額500万円以内の“お得”な中堅5コース
名門コースの中では出遅れていた小金井カントリー倶楽部(東京都)や我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)は、この数カ月で売買の動きが活発になり、今後の動きにも注目です。名門ゴルフ倶楽部はゴルファーにとって、憧れの場所です。名門倶楽部のメンバーになれば、ステータスにもなります。
ただ、いきなり名門倶楽部のメンバーになるのは、ハードルが高いのも現実です。1500万~2000万円以上の予算が必要になるのはもちろん、その倶楽部のメンバーとしてふさわしい振る舞いが求められます。他コースへの在籍、紹介者、面接・審査ラウンドなど厳しい入会審査もあります。
まずは、総額1000万円以内で購入できる準名門・中堅コースのメンバーとなり、充実した「クラブライフ」を体感することをお勧めします。
準名門・中堅コースとはいえ、コースの品質に加え、歴史と伝統を重んじた素晴らしい倶楽部が多くあります。
しかし、優良コースとはいえゴルフ人気が高まったことで利用者が増え、メンバーでも予約が取りづらくなっているコースは少なくありません。
次ページでは、エグゼクティブ層にお薦めするコース10選を紹介する。筆者によると、18ホール当たりの会員数が1200人未満のゴルフ場は、会員数の絞られた予約の取りやすいコースの一つの目安となる。また、会員同士の交流も深める「クラブライフ」を満喫できるよう、会員重視の運営をしているのが特徴だ。