同社は、電力業界でも特に地球に優しい電力に注目をしており、産業用ソーラーのコンサル事業や、自然エネルギーに特化したポータルサイト、次世代につながるエネルギー分野の研究開発を行っている。2016年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力」を開始し、"納得感を持って選択する"という体験の提供にこだわっている。2020年には清潔な空気環境の選択につながる空気環境改善事業「みんなエアー」を展開。今後もソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした"顔の見えるライフスタイル"の実現を目指す。
2020年10月にはディップ、丸井グループ、日本政策金融公庫から資金調達を実施。この調達を通して、気候変動など地球規模での問題解決に向けて、脱炭素社会の実現に貢献する方針だ。
KOMPEITO
- 調達額:3億6900万円
- 合計資金調達額:10億5300万円
- 調達先:いわぎん事業創造キャピタル
働く人と企業の健康を支援するオフィス向け野菜提供サービスを展開するスタートアップ。
「OFFICE DE YASAI」はオフィス内で食べられるハンディサイズの野菜・果物を中心に、新鮮でおいしいヘルシーフードを毎週企業のオフィス内に設置した冷蔵庫に届けるサービス。
企業の福利厚生費等を活用し、従業員は1パック100円程度でいつでも購入できる仕組み。ベンチャーからナショナルカンパニー、官公庁など幅広い企業に利用されるなど、顧客数・ラインナップ幅・品数ともに国内最大級を誇る。他にも農産物マッチングサービス、食に関するイベントを企画や運営。
2020年10月にはいわぎん事業創造キャピタルから4億円を超える追加出資を受け、同社提供のOFFICE DE YASAIの全国展開を進める。
フローディア
- 調達額:1億8000万円
- 合計資金調達額:36億1900万円
- 調達先:日本政策金融公庫
メモリ製造に必要な工程・回路を、IP(回路ブロック、及び製法)としてライセンス提供することを主事業としているスタートアップ。
同社の強みは、回路設計と製造プロセスを含むIP技術全般をカバーしており、顧客の要求スペックに応じた最適メモリの開発が可能で、且つ次世代のIoT端末、自動車用高信頼性部品に最も適した組込型不揮発性メモリIPを提供できることだ。
2020年10月にはシリーズC投資ラウンドにて、帝⼈がリード投資家となり、TEL Venture Capital、みやこキャピタル、丸紅ベンチャーズ、NECキャピタルソリューション、IDATEN Venturesによる第三者割当増資による調達と日本政策金融公庫による融資によって総額12億円の資金調達を実施した。本調達により既存の組込メモリー事業を拡⼤していくと共に、新たにエッジコンピューティング側のAI演算に向け、単位消費電⼒あたりの演算能⼒が圧倒的に⾼い半導体デバイスを開発する方針。