【仕込みから10分】材料3つ、電子レンジで1人分の親子丼レシピ

【著者からのメッセージ】

ごはんがバラバラだって、わが家は大丈夫！

　家族全員がそろって囲む楽しい食卓――。
　それは理想かもしれないけれど、現代の家族を取り巻くのは「共働き」「残業」「リモートワーク」「塾通い」「習いごと」「バイト」「介護」……。ライフスタイルがどんどん多様化しているなか、みんなそれぞれ忙しくって、家族団らんなんてムリ！ 時間がバラバラなのに加え、好みもバラバラ。「家庭内個食」は今や当たり前の時代です。

　とはいえ、「個食」ってそんなにいけないことなんでしょうか。
　確かに家族ひとりひとりが別々に食べる食事は、メニューが限られる、温め直しなど手間がかかる、食費もかかる、栄養がかたよる、なによりおいしさが半減……と、作る人にとっても、食べる人にとっても悩ましいもの。
　でも「個食」が当たり前なら、「個食」をもっと手間なく、おいしく、栄養たっぷりの楽しい食事に変えていけばいいのです。

　この本は、家族がバラバラだって前向きに、ちょっとの工夫とアイデアでみんなが楽しめる食事作りを応援するレシピ集です。
　強い味方になってくれるのはやっぱり電子レンジ。だれでも簡単に使えて時短も実現、栄養も逃さず、ついでに後片づけもラクチン！ ひとりひとりに温かくておいしい食事が思いのままに作れます。
　忙しい人も、食べ盛りの子どもたちも、料理が苦手な人も、おひとりさまも……。みんなが大満足のレシピがきっと、見つかります。

坂口もとこ（さかぐち・もとこ）
料理家・フードビジネスコンサルタント
国際線客室乗務員を経て、製パン、料理の各種スクールにて学び、料理家として独立。料理教室開催、イベントでの講師、講演活動、料理書籍出版ののち2016年にフードコンサルティング会社を設立。現在は、食に関わる商品開発やメニュー開発を中心に、食のブランディングのコンサルタントとして実践プロデュース業務を行う。ワーキングマザーとして日々の食卓の難しさに悩んだ経験をもとに、「ライフスタイルや時代の変化に即した料理とは何か」をテーマとして力を注ぐ。