リモートワークが増え、外出が減った人も多いのではないでしょうか。そんなときに何気に「どうしようかな」と思うのが昼食です。「手間がかからず、重すぎないメニューってなんだろう」と困っている人も少なくないはず。そんなプチ悩みを抱えている人におすすめしたいのが、自炊料理家の山口祐加さんの『軽めし』です。本記事では、本書の内容をもとに、リモートワークの合間にささっと作れるレシピをご紹介します。
「簡単、低カロリー、低糖質」が理想
コロナの影響で、外出を控えていた際、私が頭を悩ませたのが「昼食」でした。
まだ仕事がたくさんあるから、チャチャッと作ってしまいたい。
でも、手軽な一皿料理は、麺やご飯がメインのものが多くて眠くなってしまうし、栄養の偏りも気になる。
コロナ以前なら外食したり、コンビニで買ってきたりしていたけれど、当時はそうもいかず、「うーん、何を作ればいいのかな」とちょっとした悩みの種になっていました。
外出が自由にできるようになった現在も、リモートワークをできる企業が増えたことで、「自宅でのランチどうしよう問題」を抱えている人は多いのではないでしょうか?
さらに通勤がなくなった分、カロリー消費も減っているから、カロリーのことも少し気になっているはず。
簡単に作れて、低カロリーで、糖質も少ない。そんなレシピはどこにあるのでしょうか。
仕事の合間にパッと作れる「レンチン肉サラダ」
自炊料理家の山口さんも、現在の食事の状況を次のように語ります。
在宅勤務が増えるなど、働き方が大きく変わりつつある昨今、以前より食事の回数や量が減ったという人も多い模様。1日3食たっぷり食べたら、むしろ食べすぎなのかもしれません。(P.4より)
そんな私たちのために、山口さんが考えてくれた「軽めし」レシピの一つが「レンチン肉サラダ」です。
軽く食べられるサラダでありながら、お肉も乗っているので食べ応えは十分。
軽いながらも気持ちを満足させてくれるレシピとなっています。
豚バラ薄切り肉 …… 100g
カット野菜
…… 1袋(120~140gほど)
調味料
A
しょうゆ …… 小さじ2
酒 …… 小さじ2
砂糖 …… 小さじ1
しょうがチューブ …… 3cm
にんにくチューブ …… 3cm
ごま油 …… 小さじ1/2
レモン果汁 …… 小さじ1~2
塩・こしょう …… 適量
1 豚肉はキッチンバサミで3cm幅に切りながら耐熱容器に入れ、Aとよく和える。ラップをし、レンジで2分30秒加熱する。
2 1にカット野菜とレモン果汁を混ぜ合わせ、塩・こしょうで味を調える。
お肉はキッチンバサミで切っていいし、野菜はカット野菜でOKなので、あっという間に出来上がります。
仕事の合間でもパッと作れるし、洗い物も最小限で済むのも嬉しいですね。
伸びず低カロリーな優秀麺「しらたき」
「もうちょっとしっかり食べたいなあ」という人には、「しらたきのビーフン炒め風」がおすすめです。しらたきを使っているので低カロリーだけど、中華風の味付けをすることで、ほぼビーフンの味わい。
作り方も、切って炒めるだけだから、普段さほど料理をしない人でも簡単にできるはずです。
しらたき …… 1袋(約200g)
ハム …… 4枚(50g)
ピーマン …… 2個(50g)
調味料
A
しょうゆ …… 大さじ1/2
酒 …… 大さじ1
オイスターソース …… 大さじ1/2
こしょう …… 適量
炒め用油
ごま油 …… 小さじ1
1 しらたきは食べやすいサイズに、ハムとピーマンは1cm幅に切る。
2 しらたきとごま油をフライパンに入れ、中火で3分炒める。
3 ハム、ピーマン、Aを加えてフタをし、2分蒸し焼きにする。仕上げにこしょうをふる。
こんなに簡単なレシピなら、仕事の合間にパパッと作ってしまい、ゆっくり昼休憩を取れるはず。
外食やコンビニ飯から、自炊に簡単シフト
自炊はちょっぴり面倒ではある一方で、これまで外食やコンビニで済ませていた昼食を、手作りできるのは良いことでもあります。
カロリーコントロールもしやすいし、意識的に野菜を摂きますから。
しかも、「軽めし」にはその「ちょっぴり面倒」な手間を最大限省いたレシピがたくさんあります。
見ているだけで、「ランチ作りなんて楽勝!」という気分になってくること請け合いです。
リモートワーク中の気分転換も兼ねて、「軽めし」をぜひ作ってみてください。