年収が上がらない、モチベーションが上がらない ── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

行列Photo: Adobe Stock

顧客を味方にする
ポイントとは?

 多くの会社が自社のオンラインショップをつくって商品を売っているが、これで売れてもさらなる客層拡大は見込めない。

 たとえば、「allna organiCCOm」という独自ドメインで「オルナ オーガニック」が3000本売れたとしよう。
 ありがたい話だが、それ以上は伸びない。

 ところがアマゾンで3000本売れ、ビューティーランキング1位になったら、「売れている商品」と認知され、9000本追加で合計1万2000本売れる

 多くの企業がインスタやTikTokなどに独自ドメインのリンクをはり、アマゾンに手数料を取られないようにしている。

 だが、僕らはあえてウェブサイトにアマゾンへのリンクをはっている。

 アマゾンで僕らの商品がランキング上位を独占したり、年間販売第1位になったりするのは、販売ルートをアマゾンに誘導しているからだ。

 顧客を味方にするとは「行列のできるラーメン屋」をつくるのと同じだ。

 日本人は並んでいるラーメン屋にさらに並ぶ傾向がある。
 10人並んでもらえば、さらに20人並んでくれる。
 アマゾンで売れているなら自分も買いたいと思う。

 顧客を味方にする最大のポイントは、アマゾンで買ってもらうことだ。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)