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「地頭が良い子の共通点は【食事中の会話】にある」そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて！」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どもの地頭をよくする「親の習慣」】をお届けする。
食事中に小言・尋問ばかり…→NG！
「家族との楽しい食事は、子どもを伸ばす」とお伝えしました（詳細は『「成績がグングン上がる子」の親がしている【たった1つの習慣】親の学歴・年収は関係ナシ！』を参照）。
食事中の楽しい会話は子どもの「考える力」と「コミュニケーション力」を育ててくれます。食事中の雑談で「地頭が良い子」が育つのです。
地頭が良い子どもは、多くの場合、家庭での普段の対話によって発想力や言語力を獲得しています。
一方で、食事中の会話が「宿題やった？」「学校で何を勉強した？」「誰と遊んだ？」「テストは何点だった？」という尋問中心や、「野菜を食べなさい」「こぼさないできれいに食べなさい」「残さないで！」という小言中心になると、子どもは親の話に聞く耳を持たなくなります。
それどころか、食事の時間そのものを嫌がるようにさえなってしまうので注意が必要です。
親との会話が楽しければ、子どもは自ら話題を提供するようになります。
子どもが勉強や人間関係などの悩みを何でも親に相談できれば、ストレスをため込むことも少なくなります。また、勉強面でもわからないことを放っておくことがなくなり、学習の消化不良に陥らずに済むのです。
まずは親から楽しい話を切り出すことを日課にしましょう。「今日こんなことがあったよ」と雑談を始めれば、子どもは話に乗ってくるようになります。そうしたら、子どもから話をしたくなるように上手に導いてあげましょう。
雑談は、どうでもいい日常のたわいもない話であり、結論や目的はありません。中身がない話ほど子どもをリラックスさせるのです。
間違っても子どもの発言をバカにしたり、批判したり、親の意見を押しつけたりしないでください。それを繰り返していると、子どもが食卓から逃げてしまいます。
優秀な子どもを育てる親は、子どもとざっくばらんに話し合える良好な親子関係を維持しています。それが子どものストレス発散になり、活力へつながることを知っているのです。
ピッタリの習い事は子どもの強みを育てる最高のチャンス！『「強み」を生み出す育て方』（船津徹／ダイヤモンド社）より拡大画像表示
子育て成功のカギは「強み育て」にある
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たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります！だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。
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1966年福岡県生まれ。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育会社に勤務。その後独立し、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立。世界で活躍できるグローバル人材を育てるための英語教育プログラム「TLCフォニックス」を開発。同プログラムは全米25万人の教師が加盟する「OpenEd」で第2位にランクイン。25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成。同校の卒業生の多くがハーバード大学、イェール大学、コロンビア大学、ペンシルバニア大学、東京大学など世界トップ大学へ進学しグローバルに活躍している。著書に『世界標準の子育て』（ダイヤモンド社）『すべての子どもは天才になれる、親（あなた）の行動で。』（ダイヤモンド社）などがある。
