25歳で貯金ゼロでも1億円貯まる!
就職・転職、ひとり暮らし、結婚に出産。これから様々なライフイベントに向き合う20代は、今後の人生について考える機会が増える時期です。そんな中で、切っても切れない「お金」の問題に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、15万人を救った「お金の教科書」の最新版『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より、貯金・投資といった資産づくりの知識はもちろん、より豊かな人生をおくるためのお金の使い方・働き方についても、一部抜粋・編集してお送りします。

【25歳貯金ゼロでも大丈夫】シングルで5600万円無理なく貯まる方法Photo: Adobe Stock

シングルだって5600万円以上。リバースモーゲージが強い味方

前回の記事では、25歳で貯金ゼロでも、共働きで1億円貯まる方法と6つのポイントについて解説した。

金持ちへの近道は、結婚して共働きを続けることだ。だが、生涯結婚しない人も増えている。離婚してシングルに戻る人もいる。のびのび自由に生きられるのは魅力だ。シングルのシミュレーションをしてみよう。

前提はシンプル。25歳で貯金ゼロ、手取り収入250万円からスタート。ポイントは、収入の15%をすぐに貯め始めることだ。将来マンションを買うために、収入が500万円を超えたら、貯金割合を2割に増やそう。それでも生活やレジャーに使えるお金はたっぷりある。

42歳、予算3000万円でマンションを購入。住まいを買い急ぐと失敗するから、40歳をすぎてからがいい。新築ではなく3000万円の中古を買って350万円で自分好みにリフォームしよう。その方が格段に住みやすいし、物件の価値も高くなる。

自己資金1000万円。住宅ローン2600万円、税込み年収の約4倍。返済を65歳まで23年、金利1%とすると、返済額は年127万円。手取り収入の約22%と理想の金額。これから収入も増える。

65歳で1500万円の退職金を受け取ると、貯金残高は5600万円を超える。ただし、NISAとiDeCoを使って積極的に投資をし、運用利回りが3%だった場合だ。

給料が順調に上がり、念願のマイホームを手に入れたら、楽しみのためにも積極的にお金を使おう。44歳から2年に1度、年50万円の「自分へのご褒美」を見積もった。

いろんな計画を立てたいね。

65歳以降は、公的年金(168万円)と貯金からの140万円、年308万円を生活費+楽しみ費に使える。住宅ローンは払い終わっているから、現役時代に遜色ない暮らしができる。3000万円で買ったマンションは、リバースモーゲージ(つまり自宅を担保にするローン)が使えるから、退職後の暮らし方の幅も広がる。 

シングルで気をつけたいのは、収入が上がらない「派遣」などの働き方を続けない、ということ。早めのタイミング、30代の前半までに、正社員かそれに準じる仕事につこう。収入が上がらない非正規社員だとお金は貯まらない。住宅ローンを借りて家を買うのは難しい。退職金もない。年金も少ない。

希望のわく働き方をデザインしよう。

【25歳貯金ゼロでも大丈夫】シングルで5600万円無理なく貯まる方法イラスト/こにしかえ

※本稿は、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。