米半導体大手インテルが31日発表した7-9月期(第3四半期)は赤字に転落した。減損処理やその他の費用が膨らみ、純損失は166億ドルに上った。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が事業再建の取り組みに着手して3年余り経過する中、一段の苦境に立たされている。7-9月期の純損失は、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の11億ドルを大幅に上回った。売上高は前年同期比6%減の133億ドルに沈んだが、アナリスト予想をわずかに上回った。インテルは損失について、大部分は継続中のコスト削減計画や、一部製造資産の加速償却に伴う費用だと説明した。