進軍するシリアの反体制派は主要都市ホムスを掌握し、北と南から首都ダマスカスに接近していると述べた。 そのスピードは外国勢力を驚かせ、政府軍は崩壊しつつある防衛線を補強しようと躍起となっている。シリアを24年間支配してきたバッシャール・アサド大統領は現在、2011年に同政権に対する蜂起が勃発して以降で最大の脅威に直面している。アサド軍がダマスカスやその他の戦略的地域の防衛に集中するなか、反体制勢力は国内の他地域でさらに多くの領土を奪う機会を捉えている。「われわれはホムス解放の最後の瞬間を迎えている」と、反体制派の前進を先導する武装組織ハヤト・タハリール・シャムのリーダーは語り、戦闘員たちには降伏した人々に慈悲を示して保護するよう促した。