暗号資産(仮想通貨)交換業大手バイナンスの創業者チャンポン・ジャオ(趙長鵬)氏がドナルド・トランプ米大統領の恩赦を求めている件で、民主党の上院議員3人が同社およびジャオ氏とのやり取りの詳細を明かすよう政権に求めた。仮想通貨業界に絡む大統領の利益相反疑惑を追及する最新の動きだ。いずれも民主のエリザベス・ウォーレン議員(マサチューセッツ州)、ディック・ダービン議員(イリノイ州)、リチャード・ブルメンタール議員(コネティカット州)が書簡で要請した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は書簡の内容を確認した。 WSJは3月、ジャオ氏が恩赦を求めた時期に、トランプ氏一族の代表者らがバイナンス米国部門への資本参加について協議していたと報じた。ジャオ氏は昨年、マネーロンダリング(資金洗浄)防止法違反で有罪を認め、4カ月間服役した。