イランは米軍に先月、爆撃された中部フォルドゥの地下核施設に通じる新たな道路を建設し、建設機器を搬入した。衛星画像で明らかになった。米マクサー・テクノロジーズが先週末に撮影した衛星画像は、フォルドゥ山中のウラン濃縮施設の位置に続く新しい道路と、掘削機やクレーン車とみられる複数の車両を捉えた。イランの核開発計画を研究するシンクタンク、科学国際安全保障研究所が画像を分析したところ、爆撃で生じた穴からカメラや作業員を送り込んで地下施設の被害状況を調査しようと、掘削機で作業場所を準備している可能性が高い。米軍は6月22日、この施設に大型の特殊貫通弾「バンカーバスター」12発を投下した。バンカーバスターは地中深くで爆発するよう設計されており、衛星画像で確認できるほどの穴を地表に残した。
イラン、空爆後の核施設に道路建設 衛星画像が示す
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