米中両国の通商交渉担当者は今週スウェーデンで行っていた協議を中断し、それぞれの国のトップの意見を聞くことにしたが、通商協定にとどまらない何かが進んでいるのだろうか。中国にロシア支援から手を引かせるために、ドナルド・トランプ米大統領がより大きな外交上の成果を求めていると考えるだけの理由はある。トランプ氏は、自身がロシアとウクライナの停戦合意を取りまとめられないことに明らかにいら立っている。同氏はウクライナへの兵器供与に関する方針を転換し、新たな対ロ制裁を科すための期限を設定した。また、ロシアに対する圧力強化のカギは、中国をロシアから引き離し、同国への経済およびその他の面での支援をやめさせることだと考えるようになった。