米トランプ政権は6日、ブラジルからの輸入品に対する新関税を発動した。一部品目に対する関税率は50%に引き上げた。ドナルド・トランプ大統領は7月、ブラジルのジャイル・ボルソナロ前大統領と米ハイテク企業に対する法的措置を理由に、ブラジルに対する関税引き上げを表明。7月30日に署名した大統領令で、関税は1週間後に発効すると定めていた。2024年の対米輸出データに基づくブラジル政府の試算では、関税は対米輸出品の36%に当たる約145億ドル(約2兆1400億円)分に適用される見込み。その他のブラジル産品には分野別関税が適用されるか、適用除外品目として適用が免除される。オレンジジュース、航空機、一部の金属などが除外品目だ。