スイスのカリン・ケラーズッター大統領は6日、米首都ワシントンでマルコ・ルビオ米国務長官と会談した。「非常に友好的かつオープンな意見交換」だったと振り返った。今回の訪米は、スイスの輸出品への高関税を土壇場で回避しようとする努力だ。ケラーズッター氏は記者団に「非常に良い会談だった」と話したが、それ以上の詳細には触れなかった。米国はスイスからの輸入品に対する39%の関税を翌7日付で発動する予定だ。ケラーズッター氏は関税発動を阻止しようと米国に駆けつけた。スイス政府は今週に入り、米国に一段と魅力的な提案を示す用意があると表明していた。ケラーズッター氏が今回の訪米中にドナルド・トランプ大統領あるいは米通商担当者と会談するかは不明だ。