ケイリー・アボットさん(46)はこの7年ほど、2人の子どもに定期予防接種を受けさせないという決断がもたらす影響について、心の中で葛藤してきた。かかりつけの小児科医を何度も変更した。また、子どものワクチン接種状況を明かすことで周囲から疎外感を味わうこともあった。しかし、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が米国の保健行政のトップに就任して以来、アボットさんはワクチンに対する懐疑的な考えをようやく率直に語れるようになったと感じている。アボットさんは元救急救命士で、現在はアラバマ州ガズデンで子育てに専念している。「ワクチン未接種だと言うと、以前ならすぐに批判された」とし、「今では人々がもう少しオープンな考えを持つようになり、私たちももう少し自由に話せるようになった」と語った。
声上げるワクチン懐疑派の親たち ケネディ氏が影響
米国ではワクチン接種義務の免除を受けた幼稚園児の数が最高水準に
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