フランスの国民議会(下院)は8日、フランソワ・バイル首相率いる内閣の不信任案を可決した。エマニュエル・マクロン大統領にとって、1年足らずで2度目の内閣総辞職となる。フランスがいかに政治機能不全の悪循環に陥り、財政圧迫に直面しているかを物語っている。バイル内閣に対する不信任投票に、国民議会(定数577)の議員364人が賛成票を投じた。バイル首相は辞任に追い込まれた。マクロン氏の盟友で中道派のバイル首相は、就任9カ月足らずでの退陣となる。膨らむ財政赤字の抑制に向け政治的意思が問われる中、政治のまひ状態が深刻化している。
仏バイル内閣が総辞職へ 議会が不信任案可決
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