米連邦最高裁は10日、同性婚を合衆国憲法の下の権利と認めて合法化した2015年の画期的な判決を覆そうとする申し立てを退けた。最高裁は簡潔な命令書で、ケンタッキー州の郡書記官のキム・デービス氏の上訴を退けた。デービス氏は、最高裁が「オーバーグフェル対ホッジス」判決を下してから10日後、同性カップルに対する結婚許可証の発行を拒否したことで、カップルに訴えられていた。デービス氏は、このカップルが結婚する権利を拒否されたことで精神的苦痛を受けたとして、陪審に10万ドル(足元のレートで約1500万円)の支払いを命じられていた。これを不服として上訴したが、支払いを免除されなかったため、さらに最高裁に申し立てていた。
米最高裁、同性婚判決の再検討退ける
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