上位に共通するのは“地域の顔”
全国レベルで認知度が高い「くまモン」
都道府県ランキングで1位となったのは熊本県(23.8%)。前年(24.7%)からはやや点数を下げたものの、首位の座を維持している。
熊本県の認知度を支えているのは、言うまでもなく「くまモン」だ。熊本市には市のキャラクターとして「ひごまる」も存在するが、「熊本といえばくまモン」という認識が全国レベルで定着している。テレビやSNSでの露出や自治体施策との結びつきも強く、県の象徴としての強みが高い評価につながっている。
ブランド総合研究所の田中章雄社長は、「代表となるキャラクターが明確かどうかは大きい。キャラクターの顔がはっきりしている地域ほど、認知度が安定しやすい」と話す。
2位は千葉県(18.6%)。県の形をモチーフにしたチーバくんは、「チーバくんのへそのあたり」といった表現で場所を説明できるほど、地理の感覚と結びついて浸透しているのが特徴だ。「日常会話の中で使われるキャラクターは、PRの域を超えて高い認知度につながっている」と田中社長。
3位は群馬県(12.3%)がランクインした。「ぐんまちゃん」は現在の姿で二代目にあたるが、世代交代を経ても「群馬県のキャラクター」として受け入れられてきた。世代をまたいで人気があり、安定した評価を獲得している。
田中社長は、「ご当地キャラクターの認知度は、一度定着すれば安泰というものではない。露出の機会や話題性、新たな取り組みなどの対策や管理が不可欠」と見解する。
ご当地キャラクターの認知度は、公式・非公式を問わず、結果として自治体のイメージアップに貢献している。今回のランキングは、キャラクターの立場よりも、地域との結びつきの強さが評価に反映されたといえるだろう。
(フリーライター 西嶋治美)







