SNSで話題の銘柄を買ったのに、なぜか自分だけ損をする……そんな経験はありませんか? 株式投資で50億円を稼いだ個人投資家が、情報に振り回される人がハマる“もったいない罠”を徹底解説! 一時的な下落で狼狽売りせず、未来の大化け株をガチッとつかむ「握力」の秘密とは?他人の意見を鵜呑みにせず、自分の言葉で「買う理由」を語る武器を身につけ、投資で着実に資産を増やすための必須マインドセットに迫ります。

【株式投資の失敗学】X(旧Twitter)の情報を鵜呑みにする人が陥る「もったいない罠」ワースト1Photo: Adobe Stock

なぜSNS株で損するの?
50億円稼いだ男が教える「もったいない罠」

株式投資でSNSやインフルエンサーの情報を参考にすることは一般的になりました。しかし、情報を「ヒント」にするのではなく「答え」として鵜呑みにしてしまうと、大きなチャンスを逃すばかりか、投資家としての成長も止まってしまいます

今回は、他人の意見に頼りすぎる投資家が陥りやすい失敗パターンと、そこから抜け出すためのマインドセットを解説します。

情報を鵜呑みにする人がハマる「狼狽売りの罠」

誰かのおすすめ銘柄を買っただけで満足してしまうと、株価のちょっとした値動きに心が大きく振り回されてしまいます

他人のつぶやきをうのみにする個人投資家は、1株100円で買った株が150円になったところで買い増して、本当はそこからさらに200円、300円へと上がっていく株なのに、いったん1株120円に下落したところでうろたえて売ってしまい、その後株価が200円、300円と伸びていく様子を見て悔しい思いをする……なんてパターンに陥りがちだ。
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

なぜその株が上がるのか、本来の企業価値はいくらなのかを自分で理解していないため、少し株価が下がると「騙されたのではないか」「もっと下がるかもしれない」と恐怖心に負けて手放してしまうのです

「調整局面」を見極める知識が利益を守る

株価というものは、常に右肩上がりで直線的に上昇するわけではありません。ジグザグと上下を繰り返しながらトレンドを作っていきます。

いったん下がったのは単なる「調整局面」、つまり株価が一時的に上がりすぎたり下がりすぎたりした後に修正された状態にすぎない。まだまだ売りどきではないのに、それがわからないから条件反射で売ってしまう。これは、かなりもったいない。
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

銘柄の持つポテンシャルを自分で分析できていれば、一時的な下落は「絶好の買い増しチャンス」だと冷静に判断できます。しかし、他人への相乗りでは、この「握力(株を持ち続ける力)」が全く発揮できません。

自分の言葉で「買う理由」を語れますか?

では、こうしたもったいない失敗を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。

信頼度が高そうな情報であったとしても、他人のいうことに従ってばかりだと、まず成長しない。当てが外れたときには、他人のせいにしてしまうからだ。誰かが発信した情報を参考にするのはいいけれど、自分が買うときには、買った理由をしっかりと自分の言葉で説明できるようになることが重要なんだ
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

投資において「他人のせい」は通用しません。SNSの情報をきっかけにするのは良いことですが、最終的に購入ボタンを押す前には、「業績が回復傾向にあるから」「財務基盤が強固なのに割安に放置されているから」など、自分の言葉で明確に購入理由を説明できる状態になっておくことが不可欠です。

自分の頭で考え、納得して投資をする経験が、長期的に資産を増やしていくための武器となります。

※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。