米グーグルは、21世紀で最も重要な市場、すなわち人工知能(AI)を動かすチップの分野でより大きなシェアを獲得しようと、野心的な取り組みを進めている。同社はその資金力と長年にわたる技術開発により、成功に向けて絶好のポジションを確保している。同社が直面してきた障壁の一つは、縄張り意識が強いことで知られる米半導体大手 エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の怒りを買うことを、テック企業が恐れているということだ。ナイアガラの滝から車で少し走ったところにあるオンタリオ湖の南岸で、グーグルはエヌビディアの戦略を活用して顧客を獲得できることを実証してきた。ニューヨーク州西部のこの場所には、「レイク・マリナー」と呼ばれるAIデータセンター群がある。事情に詳しい関係者によると、アルファベット傘下のグーグルはこのプロジェクトに32億ドル(約5160億円)の資金保証を提供しており、同プロジェクトの開発側は数千基に上るマイクロプロセッサーの演算能力をAI大手アンソロピックに貸し出す計画だ。
グーグルのAIチップ戦略、手法は「エヌビディア流」
グーグルはデータセンターの顧客を獲得するために潤沢な資金力を活用するという手法を取り入れている
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