トランプ米政権は、イランとの核合意が成立する可能性が低下していると考えている。複数の米政府高官が10日、記者団に明らかにした。イランの核開発計画に制限を設けるというドナルド・トランプ大統領の主要な外交政策目標の一つが、和平交渉では達成できないかもしれないと政権自ら認めるのは異例のことだ。高官らは、イランがホルムズ海峡の開放と船舶への攻撃停止を宣言する声明を出すべきだとしている。高官の1人は、イラン側が11日までに声明を出さない場合、深刻な結果を招くと示唆したが、他の高官らは明確な期限があるわけではないとしている。こうした高官らの発言は、トランプ氏が停戦終了を宣言した後、さらなる重大な戦略転換の準備を進めているのではないかとの疑問を呼び起こしている。