先日、JR東日本が利用者の許可なく「Suica(スイカ)」の乗降履歴データなどを販売していたことを謝罪。海外では、「ハリー・ポッター」シリーズの著者が、筆名を変えて執筆していた小説を顧問弁護士の知人女性にバラされてしまった「事件」があった。
対企業・個人への情報漏洩に関する意識は年々高まるばかり。そうしたなか、企業で働くビジネスパーソンたちは、「情報漏洩」に対してどのような危機感を持っているのか。キーマンズネットでは、435人のビジネスパーソンに、「身の回りに情報漏洩で処分された人はいるか」と、その情報漏洩にまつわるエピソードを聞いた。
調査は6月27日~7月3日に実施。
シャレにならない
「PCの置き忘れ」
調査によると、情報漏洩で処分された人が身近に「いる」と答えた人は13%。「いる」派から寄せられたコメントは次のようなもの。
「業者とのやりとりで処分された人がいました。こわい。こわい」(30代・男性)
「みんな当事者を知ってるので、処遇を見れば何が原因かわかってしまう」(40代・男性)
「社内規則違反の上情報漏洩させてしまったので、かばいようがありませんでした」(50代・男性)
どんな情報漏洩が行われたのか、社内には知れ渡ってしまうことが多いようで、こうなると以降の仕事もやりづらそうだ。「うちはかなり厳しいので、全員それなりの対応をしているのですが、時折そういうことが起こります。ですが、個人的にはなぜ情報漏洩が会社にバレたのかが聞きたい……」(40代・男性)というコメントもあったが、企業側でも対策に念を入れているのだろう。
「実際に情報を漏らした人は知りませんが、パソコンを紛失して処分された人はいるみたいですね。けっこう厳しい処分のようです」(50代・男性)
「PCを網棚に置き忘れて、始末書を書かされていた同僚がいます」(20代・女性)
故意の情報漏洩ではなく、ミスでの紛失。「だらしない」「心構えが足りない」と言えばその通りだが、少し同情してしまう。
「ちょっとここでは言えないぐらいの、シャレにならない事件がありましたもので……」(40代・男性)
何があったのだろう……。