米イラン間の武力衝突が今週に入り再燃したことで、ホルムズ海峡の船舶通航に混乱が広がっている。ただし、イランが関与する船舶は例外だ。イランは6月、戦争終結に向けた暫定合意に署名した。これに伴い、米国によるイラン港湾の封鎖措置が解除され、「シャドーフリート(影の船団)」に対する米国の取り締まりも緩和された。それ以来、イランは自国港湾での原油や物資の搬入出を急ピッチで進めている。衛星画像や船舶の位置データで商船の動きを追跡するケプラーによると、米国とイランの武力衝突再開により海峡全体の通航が制限され始めた過去3日間で、ホルムズ海峡を通過した101隻のうち、3分の1以上がイラン沿岸ルートを利用した。このルートを使う船舶の大半は、物資をイランに搬入するか、イラン産石油を世界市場に運び出している。