「買った途端に株価が下がったら…」そんな恐怖から、投資のタイミングをつかめずにいませんか? 定年退職後から本格的に株を始め、89歳で株式資産1億円を築いた現役投資家・リョウジさん。長年、相場の荒波を乗り越え資産を守り抜いた秘訣は、リスク管理と情報収集における「2つの鉄則」にありました。テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト(WBS)』でも話題のリョウジさん初の著書『「株ノート」で60歳から1億円』をもとに、損を最小限に抑え、堅実に歩むための知恵に迫ります。

【92歳 現役投資家が実践】株の損失を最小限に抑える鉄則・ベスト2写真:小林真子

損失を最小限に抑える「2つの鉄則」

新NISAなどの普及にともない、株式投資に挑戦する人が増えています。しかし、「買った途端に株価が下がってしまった」「怖くて売買のタイミングがつかめない」などと頭を抱えるケースも少なくありません。

どうすればリスクを抑えながら、着実に資産を増やすことができるのでしょうか? そのヒントをくれるのが、92歳の現役投資家・リョウジさんです。長年守り続けてきた、2つの鉄則を紹介します。

全力買いは厳禁! リスクを抑える「分割売買」の知恵

投資初心者がやってしまいがちな失敗の1つに、「ここがチャンスだ」と手元の資金を一気に1つの銘柄に投じてしまう「全力買い」があります。しかし、リョウジさんはこの買い方を強く戒めています。

【売買技術】分割売買を徹底する 一度に全力買いをしてはいけません。資金を分割し、タイミングをずらす。「下がれば買い増せる」という余力を常に残しておくことで、リスクを最小限に抑えます。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より

株価の底を完璧に当てることは誰にもできません。だからこそ、資金をいくつかの枠に分け、時期をずらしながら少しずつ買っていく「分割売買」が効果的になります。

あらかじめ余力を残しておけば、購入後に株価が下がったとしても「安く買い増せるチャンスができた」と冷静に捉えることができ、精神的な安定にもつながります。