スコット・ベッセント米財務長官は、カナダとの貿易協議の決裂、通貨・債券市場への介入、ドナルド・トランプ米大統領によるイランへの新たな経済的な威嚇の直後、ブルーリッジ山脈に位置するこの地に世界の経済当局者を迎えるためにやって来た。それから2日後、当地で開催された主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、世界的な債券市場の急落、関税を巡る言い争い、公然たる中傷、集合写真を巡る争いの中で閉幕した。ベッセント氏は9月1日夜のサミット終了後の記者会見で、会合は貿易不均衡、人工知能(AI)、政府債務を取り上げ、生産的なものだったと述べた。しかし、不毛なもめごと(五大湖の一つの名称変更やロシア閣僚との写真撮影など)と世界の市場で増大するストレスとの間に見られた「隔たり」は、指導者たちが急速に制御不能になりかねない課題に向き合っていないという懸念を多くの投資家に抱かせた。会合が終了した1日、指標となる米国債10年物利回りは4.795%に上昇し、トランプ氏の2期目始動以降で最高水準を記録した。
不協和音目立ったG20、債券市場に緊張広がる
財務相会合では公然たる中傷や集合写真を巡る対立が影を落とした
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