株式市場が閉まる15時30分以降の好決算発表。翌朝には株価が急騰し、手が出せなかった…そんな悔しい経験はありませんか? 実はこの「空白の時間」を逆手にとり、ライバルより一足早くチャンスをモノにする強力な武器が存在します。テレビ東京系『WBS(ワールドビジネスサテライト)』でも話題となった個人投資家・kenmo著『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』をベースに、個人投資家が活用できる、相場に先回りするための秘密の取引手法を紐解きます。

【株式投資】好決算銘柄を急騰前に仕込む裏ワザ・ベスト1イラスト:ひらのんさ

決算発表直後のチャンスを逃さない手法

株式投資において、「企業の好決算を見てすぐに買いたいと思ったのに、翌朝にはすでに株価が急騰していて手が出せなかった」という悔しい経験をしたことはありませんか?

実は、こうした相場への「乗り遅れ」を防ぐための強力な武器が存在します。

東証が閉まった後の「空白の時間」に潜む罠

企業の決算発表は通常、東証の「後場」が閉じてからですが、その内容を受けて株式の売買注文をしたとしても、東証であれば約定するのは翌日の朝9時以降です。
――『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』より

日本の株式市場(東京証券取引所)は、15時30分に取引が終了します。多くの企業は株価への急激な影響を避けるべく、15時30分以降に決算発表を行います。

しかしこれでは、どんなに魅力的な好材料が出たとしても、通常の取引では翌朝の寄り付き(9時)まで待たなければなりません。結果として、翌朝には買い注文が殺到し、すでに大きく値上がりしたところで買わされてしまう「高値づかみ」のリスクが高まるのです。

PTS(私設取引システム)で翌日の急騰に先回りする

こうした時間的な不利を覆すのが、「PTS(私設取引システム)」の活用です。

それがPTSであれば、東証の後場が閉じたあとでも売買が成立するので、たとえば好決算が発表されたとき、翌日の相場で株価が大きく上昇する前に約定できたりします。
――『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』より

ネット証券などが提供しているPTS取引(夜間取引)を利用すれば、15時30分以降でもリアルタイムで株式の売買が可能です。

サプライズとなるような好決算や上方修正が発表された直後に、まだ価格が跳ね上がる前の水準で買いを仕込むことができる点は、個人投資家にとって圧倒的なメリットと言えるでしょう。

相場の波に「乗る」のではなく「先回り」する感覚です。

コスト削減と細やかな注文で利益を最大化する

さらに、PTSの魅力は取引時間だけにとどまりません。

PTSは通常の注文より価格を細かく刻んで注文できるケースが多いですし、PTS取引のほうが、手数料が安く設定されている場合も少なくありません。
――『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』より

投資において、コスト意識を持つことは非常に重要です。手数料の安さは、そのまま投資家の利益に直結します。また、呼値(価格の刻み幅)が細かいことで、東証よりも有利な価格で約定できるチャンスも広がります。

「市場が閉まっているから」と諦めるのではなく、証券会社のPTS機能を活用することで、より機動的な取引が可能になります。こうした知恵とツールの活用が、あなたの資産形成を大きく加速させるはずです。