50代に入り、急激に思考が硬直し、顔つきまで老け込んで「過去の人」になっていくビジネスパーソン。一方で、同じ50代でも何歳になっても若々しく挑戦を続ける人もいます。この両者を分ける決定的な違いは、変化に対する「意識」にあります。人間の決断と変化意思の構造を理解していなければ、定年前に思考停止に陥ります。この記事では、書籍『リーダーの仮面』のエッセンスをもとに、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方について指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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「今の若者は」「昔はこうだった」
50代で一気に老け込み、周囲から「老害」扱いされる人が口にする言葉のワースト1。
それは、現在の環境や若手に対する不満と、過去の思い出話です。
「今の若い奴らは根性がない」
「俺たちの時代はもっと必死に働いたものだ」
現状の変化を受け入れず、過去の記憶に逃げ込んで他者を批判する言葉です。
本人は「教訓を教えてやっている」つもりかもしれません。
しかし、これは自ら「変化する意思(変化意思)」を完全に捨て去り、脳の成長を止めた人間の惨めな遠吠えです。
変化意思を持ち、不確実性のある未来に向けて自ら決断を下し続ける人だけが、何歳になっても頭が冴え渡り、若々しい存在でいられるのです。
――『パーフェクトな意思決定』より
決断からの逃避
現在の環境や他人に文句を言っている間は、非常にラクです。
「自分は悪くない、時代や周りが悪いのだ」と言い訳することで、自分が変化するリスクや決断の痛みから逃れられるからです。
しかし、変化を拒んで過去に固執する人間は、周囲から急速に必要とされなくなります。
新しい知識やシステムを覚えることを拒み、古いやり方にしがみつく姿は、同僚や部下から見れば哀れでしかありません。
決断をサボった代償として、人は急速に老けていくのです。
「変化意思」を持とう
何歳になっても若々しく、組織から求められ続ける人の秘訣は、「変化意思」を持ち続けることです。
「過去の成功体験は今日で捨てる」
「新しい技術やルールを面白がって自分から試してみる」
不確実な未来に向けて、自らリスクを取って意思決定をし続けます。
リーダーの仮面をかぶり、過去のプライドを捨て去ること。
「よし、変わろう!」と自ら決断して行動する人だけが、何歳になっても圧倒的な光を放ち続けることができるのです。




