「本当は断りたいけれど、相手に悪い気がする」「断ったら、もう誘ってもらえないかもしれない」。そんな思いから、気が進まない誘いや頼みごとを、つい引き受けてしまった経験はないだろうか。
しかし、相手との関係を大切にすることと、何でも引き受けることは別の話だ。じつは、断るときのちょっとした言葉の選び方で、相手に与える印象は大きく変わるという。では、相手を傷つけず、自分も無理をしない「感じのいい断り方」とは、どんなものなのか。『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の刊行にあたり、ライターの三橋温子さんに、ご自身の経験を踏まえて寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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自分から誘えない友人の本音
私の友人に、「誰かと会いたくても自分からは絶対誘えない」という人がいます。
「断られたらどうしよう」
「私からの誘いが迷惑だったらどうしよう」
と思うと、いくら親しい間柄の人でも躊躇してしまうのだそう。
私も「人からどう思われるか」を気にしすぎるタイプなので、彼女の気持ちはよくわかるのですが、信頼関係が築けている相手であればわりとカジュアルに誘えてしまう。
心理的ハードルって人それぞれだよなぁ、とつくづく思います。
そんな友人が、「あなただけは自分から誘える」と言ってくれたことがありました。
理由は、「仲がいいから」でも「信頼しているから」でもなく、
「もし誘った日がNGでも、代わりの日程を提示してくれるから」。
え!?!?
私も会いたいから代替案を出しているだけなのに!?
と思いましたが、彼女にとってはそれが、「私からの誘いに乗り気でいてくれている」という何よりの安心材料なのだそうです。そう言われてみれば、たしかに…!
「断り方」ひとつで変わる人間関係
人からの誘いやお願いを断るとき、その「断り方」で今後の関係性が変わることがあります。
コミュニケーション講師による『オトナ女子のすてきな語彙力帳』は、「相手を不快にさせない、大人っぽい上手な断り方」を教えてくれる本。
たとえば、
「ありがたいお話なのですが」
――オトナ女子のすてきな語彙力帳 P185より
など、声をかけてもらえてうれしいという気持ちを、まずはクッション言葉にする。
「来月の予定はどう?」
――オトナ女子のすてきな語彙力帳 P186、P189
など、次につながる一言を添える。
そのほか、断る時のポイントも簡潔に教えてくれています。
「プラス言葉でサンドイッチ」が効果的です。
(+)声をかけてくださってありがとうございます。
(-)申し訳ありません。その日は先約が入っていて行けそうにありません。残念です。
(+)また今度、ご一緒させてください。楽しみにしております。
――オトナ女子のすてきな語彙力帳 P185より
反対に、「もう誘われたくない…」と思っているときのスマートな対応のしかたも紹介されており、仕事でもプライベートでも役立ちます。
私も、仕事の依頼や遊びの誘いを泣く泣く断るときは、「感謝の気持ち」と「次につながる一言」をオーバーなくらいに言葉にするようにしています。
いくら心のなかでそう思っていても、相手に「迷惑だったかな」「もう誘いにくいな」と思われてしまったら、相手も自分も残念ですよね…。
断ることが苦手な方や、相手を不快にさせない言い回しを知りたい方、長く心地いい人間関係を築いていきたい方に、たくさんのヒントを与えてくれそうです。





