私たちに与えられた時間には限りがあります。だからこそ、一日一日を大切にしたいものです。しかし、気づかないうちに、貴重な時間を無駄にしているのかもしれません。年をとってから「あんなことに時間を使うのはやめておけばよかった」と後悔しないためには、どうすればよいのでしょうか。古代ローマの哲学者セネカの教えをもとに、人生を後悔しないための時間の使い方について、『小学生がたった1日でかんぺきに倍数と約数がわかる本』の著者が解説します。
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年をとってから後悔する「時間の使い方」とは?
「人生はあっという間だった」「もっと時間があれば、いろいろなことができたのに」。年齢を重ねると、そんな思いを抱く人もいるでしょう。
しかし、人生が短いと感じるのは、本当に時間が足りなかったからなのでしょうか。
古代ローマの哲学者セネカは、『人生の短さについて』で、おおむね次のように説いています。
(筆者による意訳)
セネカは、人生の長さそのものよりも、与えられた時間をどう使うかが重要だと考えました。私たちは「時間がない」と言いながら、実は多くの時間を無駄にしているのかもしれません。
貴重な時間を失っていないか
年をとってから「やめておけばよかった」と後悔すること。それは、自分にとって大切ではないことに、貴重な時間を使い続けることです。
例えば、何となくスマートフォンを眺めたり、興味のない動画を見続けたり、気の進まない付き合いに時間を費やしたり。1つひとつは短い時間でも、毎日積み重なれば大きな時間になります。
ただし、休息や娯楽まで無駄と決めつける必要はありません。問題なのは、自分が本当にやりたいことを後回しにして、望んでいないことに時間を使い続けてしまうことです。
「1日20分」を積み重ねると……
例えば、毎日20分を何となく無駄に過ごしているとしたら、10年間でどれほどの時間になるのでしょうか。計算してみましょう。
1年を365日とすると、20×365=7300(分)。これは約120時間になります。
さらに、10年間では約1200時間。24時間を1日として換算すると、約50日分にもなるのです。
たった1日20分でも、10年間では約50日分。この時間を、自分が本当にしたいことに使っていたら、人生はどのように変わっていたでしょうか。
自分が本当にしたいことに時間を使う
人生を振り返ったとき、「もっと自由な時間が欲しかった」と考えるかもしれません。
しかし、本当に後悔するのは、時間が足りなかったことではなく、限られた時間を自分にとって大切なことに使わなかったことかもしれません。
過ぎてしまった時間は取り戻せません。例えば、1日20分だけでも、読書、学び直し、家族との会話、運動、趣味など、本当にやりたいことに使ってみるのはどうでしょうか。
人生の長さは自分で決められなくても、その時間をどう使うかは、自分で選ぶことができます。




