このところの日本列島は、晩秋を通り越して一気に真冬が来たような寒さが続く。すでにシャツの下に発熱系の機能性インナーを着込んでいる人も多いだろう。薄くて安くて暖かい機能性インナーは、ビジネスマンにとって心強い味方である。
その代表格と言えるのが、ユニクロの「ヒートテック」シリーズ。11月1日、全ラインナップ、最大250アイテムが集結する「HEATTECH STORE」が、ユニクロ銀座店内にオープンした(その他全国5店もオープン)。
インナーのみならず、一枚で着られるボトムスやセーターなどのトップス、お洒落なコラボ柄…と、幅広い商品ラインナップが見られるのが最大のメリット。さらに、「ヒートテックナビゲーター」という専門スタッフが、コーディネートの相談にも乗ってくれる。
「1.5倍強力」な新ヒートテックを体験!
そんなユニクロのヒートテックは、今年で11年目。商品ラインナップを見ていくと、今年もめざましい進化を遂げていた。たとえば「ヒートテック エクストラウォーム」(クルーネックT/長袖/1500円)という商品である。
これは、ユーザーの「もっと寒いシーンでも使えるヒートテックを!」という要望から生まれた新商品。生地の編み方を変え、厚みを持たせるとともに、肌面を起毛させることで“従来のヒートテックの1.5倍”という暖かさが実現された。
店内には生地を“触り比べ”できるコーナーもあり、触ってみるとなるほど生地がまったく違う。なんというか、肌あたりが優しいのだ。生地が厚いだけあって、筆者が着てみると暖かさも実感できた。“着ていることを感じさせないほどの薄さ”を重視する人には不満が残るかもしれないが、冬もアウトドアを楽しんだり、スポーツ観戦をしたりする人にはぴったりだろう。
細かい部分ではあるが、ビジネスマンに嬉しいのがVネック(ヒートテックVネックT/9分袖/1290円)の“あき”である。今年からVネックが若干深くなり、シャツの第2ボタンを開けてもヒートテックが見えないよう改良された。これで、仕事帰りにシャツのボタンを開けて多少リラックスしたスタイルで帰宅する場合も、胸元を気にする必要はない。
また、女性用のヒートテックには、今年から椿オイルが配合された。椿オイルとは、古くから天然スキンケアオイルとして使用されている、保湿性に優れたオイルである。これにより、生地はよりしっとり、柔らかになり、肌触りにこだわる女性や、冬の乾燥を気にする女性の支持が集まりそうである。