40分も姿勢を正しく保てた“スーパーモデル”
そのとき、「プツン」とみんなの集中力が切れるのです。
しかし、40分も姿勢を正しく保てた“スーパーモデル”は、周りに目もくれずノルマを完了します。
また、汗をかいて懸命に一気に乳を吸う赤ちゃんも、集中力をつけようとするこちらの働きかけに、十分に応じてくれます。
私は集中力について、本人の好きなことを続けられることに対し、“集中力がある・ない”という評価はしません。好きなことを長く続けることは、当たり前のことです。
命じられたこと、あまり好きでないことでも、しっかり長時間取り組めることを“集中力がある”と評価します。
初めて机に向かったときの働きかけに、40分も応じた“スーパーモデル”のあかりちゃんは、意外なことに興味を示して、私を何度も驚かせました。
“ながら族”を育てよ
満2歳くらいではっきり個性が出てきます。
私の働きかけに対する理解も早く、“姿勢を正しく”との教えに、
「コラ、曲がってるぞ」
と言っただけで背筋をピンと正します。
懸命にいろいろやっていても、私への注意は的確で、私が目指すところの“一つのことをやりながら他のこともやる”いわゆる“ながら族”になる素質を持っている、“鼻タレ聖徳太子”になってきました。
甘えた次男坊で“スーパーモデル”1号の義人くんは、素敵なやさしさを持った3歳児になりました。2人とも、教わるときには、親の干渉をとても嫌がるのです。