この5つだけは絶対忘れないで!

カヨ子 このオンラインを見ている、お母さん、お父さんに、これだけは言わせて!

編集 何ですか? 急に。

カヨ子 次の5つだけは絶対忘れないでください。
 1. 育児の目的は、ほかの子をわが子と比較して見ることではなく、子どもにはその子しかない「成長の仕方」があり、その子の脳の働きを可能な限り最大に伸ばすこと。そして、個性ある人間に育てる“手助け”をすることにある。

 2. 親は、頼りない態度をとらず、親の教育方針に従って断固とした態度で接する。子どもとの約束はできるだけ守るよう、十分気をつける。

 3. 親は子どもを“甘く”見てはいけない。子どもの“プライドや人格”を尊重しながら対応する。

 4. そのうえで、肌と肌の接触を大切にしながら、子どもの気力を誘導する。

 5.本書では、感覚ごとの刺激を紹介しているが、実生活では、いくつかの感覚が同時に脳で働いて反応を起こし、うまくまとまりがとれた行動をするようになる。

編集 おお、深い5つの教訓めいたお言葉ですね。

カヨ子 そして、この本を読み終えたら、下記を必ず実行してみてください。
そうすると、みるみる頭がよくなって、感性豊かな脳がはぐくまれ、人間関係にも苦労しなくなります

 1. 本書の育児術は、私自身の日本とアメリカでの育児経験をもとに、脳科学的に裏づけられ、生活の知恵として合理性があり、伝統的にも認められるものだけを紹介しています。すでに「くぼたのうけん」や「リトルランド」で、この20年で3000人以上の赤ちゃん、幼児たちに実践済です。安心してお使いください。

 2. 育児中にはいろいろ難しいケースに遭遇しますが、そのときこそ、本書のノウハウをもとに創意工夫しながら、数々の“ハードル”をお子さんと一緒に乗り越えてください。

 3. そのために、本書は必ず役立つと信じております。こうして、親子で“ハードル”を乗り越えていくところに、親子の固い絆がつくられていくのです。

 ※1・2・3歳の時期は、感覚刺激を受けて、感覚(センス)をきたえることが最も大切です。自分で考え、自分で行動し、責任を持てる子に育っていくよう、この本の感覚教育を実践してください。

編集 今日はディープなためになるお話を有り難うございました。競先生とカヨ子先生の渾身の一冊、楽しみです!