ホルムズ危機が世界の石油供給を揺さぶっている。中東のペルシャ湾と外洋を結ぶ原油輸送の大動脈が不安定化し、改めて存在感を増しているのが、ブラジル、ガイアナなど南米東岸と西アフリカの深海油田だ。そのエリアを中心に“海に浮かぶ石油工場”ともいえるFPSO(浮体式原油生産・貯蔵・出荷設備)開発で世界2強の一角を占めるのが三井海洋開発である。建造から長期の運転・保守までを含む受注残は約4兆円にも上り、巨大な需要は日本の造船業にも成長を取り込める可能性がある。本稿では、同社が世界2強にのし上がった経緯を解説。また、海外のFPSO需要増が日本の造船復興につながる可能性にも迫る。

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