【ワシントン】ロバート・モラー特別検察官は22日、2016年の米大統領選のロシア疑惑捜査に関する報告書を司法省に提出した。これにより、トランプ政権を揺るがしてきた約2年にわたる捜査に終止符が打たれる。今後は、報告書の結果を巡り、議会との攻防が激しさを増す可能性がある。  ウィリアム・バー司法長官は議会に宛てた書簡で、モラー氏は捜査を終了したとし、早ければこの週末にも「報告書の主要結果」について通知できるだろうと述べた。この内容は近く公表される可能性がある。ある司法省高官によると、モラー氏はこれ以上の訴追は勧告していない。