ウーバーの共同創業者で前最高経営責任者(CEO)のトラビス・カラニック氏が立ち上げた新興企業「CloudKitchens(クラウドキッチン)」に、サウジアラビアの政府系ファンドが4億ドル(約440億円)を出資している。事情に詳しい関係者が明らかにした。同社の評価額は約50億ドルに上る可能性がある。  関係者によると、クラウドキッチンとサウジ政府系のパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は1月に合意を結んだ。関係者によると、サウジの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害事件が起こった昨年以降、同ファンドがシリコンバレーで出資したのは知られる限りこれが初めてだった。