髪を切らなくても新しい自分になれる!
自宅でサロン級の満足度のセルフテクニック公開

美容室に行かなくても、髪を切らなくても、髪の印象をガラッと変える方法があると言ったら、どうしますか? 切らないほうがかわいくなると言われたらとうでしょう。
InstagramとTikTokのフォロワー数27万人超えの美容師・小西恭平は、初の単行本『あなたは髪を切らなくても変われる』のなかで、美容師でありながら「髪を切らなくても新しい自分になれる」と断言しています。
この連載では、誰でも必ずかわいくなれる、「シンプルなのに、どこかおしゃれ」な髪型を、自宅にいながら自分でつくる方法をお伝えしていきます。

美容室に行けなくても大丈夫!<br />スタイリングだけで<br />新しい自分になるという選択あなたは髪を切らなくても変われる。髪の長さを変えなくても、10通りの自分に出会える。

あなたのよさを最大限に引き出す方法とは?

 僕のいる美容室に来てくださるお客様に、「なぜ美容室に来るのですか?」と聞くと、みなさんよくこう答えられます。

「髪を切って、違った自分になりたいから」

 このときになりたい印象というのは、「かわいい」だったり、「仕事ができそうに見える」だったり、さまざまです。もしくは気持ちの変化を求めている場合もありますね。
 新しい職場に気分よく臨むために髪を切るのもそうだし、好きな人にかわいいねと言われたいからと髪を切るのもそう。昔から「失恋したら髪を切る」とよく言われますが、過去の恋愛を断ち切るために髪を切るというのは、とても理にかなっていることだと、美容師目線からも思います。

 確かに髪を切れば、印象が変わり、違った自分に出会えます。
 前髪の長さをちょこっと変えるだけでも、人の印象はガラッと変わるものです。僕もよくお客様から「髪を切ったら、友達から『明るくなったね』と言われた」「家族に『別人かと思った』と言われた」などのお声をいただきます。それくらい髪はあなたの印象を左右する重要なパーツです。

 では、《髪を切らなくても新しい自分になれる》と言ったら、どうでしょう?

 こんなことを美容師である僕が言うのはおかしいのかもしれませんが、ハサミで髪を切らなくたって人は変われます。あなたのよさを最大限に引き出す方法は、じつはいくらでもあるのです。