今春、8年ぶりのパリコレで、変わらぬ美しさとスタイルを披露した、世界的トップモデル・冨永愛さん。究極のシルク肌やツヤ髪、美しいボディライン。その美の秘訣をまとめた、初のビューティーブック『冨永愛 美の法則』が3月12日発売になりました。
17歳でNYコレクションにデビューし、瞬く間にアジアを代表するモデルとなった冨永愛さん。2014年から3年間の休業を経て、30代後半で世界一流メゾンのランウェイに返り咲きました。今もなお第一線で活躍する彼女の新刊では、「美しい立ち方・座り方・歩き方」など、モデルとして培ってきたノウハウはもちろん、「美肌術」「小顔ストレッチ」「美尻をつくる家トレ」「食事法」ほか、誰でも明日からマネできる美の習慣を初公開。究極の美の世界で研鑽を重ねてきた彼女だからこそ話せる「美しさの本質」が、たっぷりと収録されています。
今回は本書の中から、冨永愛さんが内面から輝くために気をつけている健康法の一部を紹介していきます。
鉄分不足は美の大敵
どんなに美容にこだわっていても、体の中の鉄分が不足すれば、肌はくすむ。美容に関する情報は世の中にあふれているけれど、女性に多い鉄分不足については、あまり語られていないように思う。
鉄分不足は美の大敵。貧血解消は、美しさに欠かせない必須条件だ。
重度の鉄欠乏症なのに、それに気づかず日常生活をおくる女性は多いというが、じつは私自身、貧血だと気づいていなかった。きちんと寝ているはずなのに疲れが抜けず、クリニックで血液検査をした結果、ドクターに「そりゃ、疲れますよね」と言われ、重度の貧血であることが分かったのだ。
クリニックで鉄分注射や鉄剤を処方してもらい、赤身肉を選んで食べるなど工夫をして貧血症状は改善され、顔色も良くなった。
一般的に貧血は、朝起きられない、といった症状を思い浮かべる人は多いけれど、じつは、階段を上がるとき10段くらいで息切れする、体がいつもだるい、頭がぼ~っとする、疲れやすいなど、ふつうだったら運動不足や寝不足かなと軽く考えていたことが、重度の貧血によるものだったということは多いのだ。
慢性化すると、それが当たり前の状態だと思ってしまうからやっかいだ。
女性の場合は毎月月経で血を失うため、貧血に繋がりやすいと考えられるが、鉄分不足の偏った食事や、過度なダイエットで引き起こされることがあるほか、病気による出血でも起こる。
内面から美しく輝くために、医学の観点からも日頃からきちんと自分の体を把握し、ケアすることが大事だ。
本原稿は、冨永 愛著『冨永愛 美の法則』からの抜粋です。3月12日発売の『冨永愛 美の法則』では、スーパーモデルならではの美容テクニックもたっぷり収録されています。あなたもこの春「美しい人になる習慣」を身につけてみませんか?
冨永 愛(とみなが・あい)
1982年生まれ。17歳でNYコレクションにデビュー、一躍話題となる。以後長きにわたり世界の第一線でトップモデルとして活躍。そしてモデルのほか、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなど様々な分野にも精力的に挑戦。2014年より3年間の休業を経て、2017年秋復帰。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、世界一流メゾンのランウェイに返り咲く。現在、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動、執筆のほか、2019年秋、TBSテレビ「日曜劇場『グランメゾン東京』」では主要キャストとして抜擢、女優としても活躍。公益財団法人ジョイセフ・アンバサダー、エシカルライフスタイル SDGs アンバサダー(消費者庁)。