近年、中国の20~30代の若い富裕層女性は、美しくなることに惜しみなくおカネを投じるようになった。中でも日本製の化粧品や美容サービスは、高級ブランドとして彼女たちの憧れの的となっている。しかし、高級ブランドを使うこと自体をステイタスとする価値観の中で、「顧客ごとに最良のサービスを提供する」という日本式美容の真価は、まだまだ正当に評価されていない。価値観や習慣の違いを超えて、日本式美容の本当の価値を中国の女性に理解してもらうには? 石川県のエステティックサロン運営会社で、中国の美容市場開拓を担う女性マネジャーの実践例を紹介する。