「改正割賦販売法」とともに、クレジットカード会社や消費者金融に大きな影響を及ぼす「改正貸金業法」がこのほど完全施行された。同法は借り手の借入総額を制限すると同時に「与信管理の一元化」をうたっており、このことが業界に与える衝撃はきわめて甚大といえる。たとえば、これまで発行枚数を競うことに腐心していたカード会社は、「クレジットスコア(信用偏差値)」の高い層を囲い込む戦略へと方針転換を余儀なくされるだろう。そんななかで「ステータスカード」と呼ばれるカードの持つ力がクローズアップされている。